地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)などを排出する権利のこと。
本格的な排出権取引が始まったとき、企業も温室効果ガス削減のため、多くの施策を採用しなければなりません。ここでは詳細な説明は省きますが、一点、排出権購入の分岐点分析についての考え方を紹介します。自社で削減プロジェクトを実施する場合、図5のように、限界削減コストの曲線と排出権価格との交点が排出権購入の分岐点となります。このグラフのケースでいえば、分岐点までの削減量が社内で実施するべき最も経済的な削減ガス量ということになりますし、逆に分岐点より右側では社内でプロジェクトを実施するよりも、排出権を購入したほうが経済的メリットが高いということになります。

すでに民間企業でも、国内排出権取引が導入されることや、国際的な排出権取引のなかでの企業の参加機会があることを見越して、さまざまな取り組みがなされていますが、これからの企業は、従来の環境対策に加えて、排出権取引に代表されるような経済的な視点、経営的な視点など幅広い知識がますます不可欠になってきます。そういった意味で、環境プランナーのような専門的な知識を生かすビジネスチャンスは非常に大きくなってくるのではないでしょう。